beefkosogod’s blog

ニコニコ動画について思っていることを書きます

Nicoboxアプリが「ボカコレ」に名称変更するのが嫌

と、くりたしげたかさんがアナウンスしました

 

私はNicoboxアプリが「ボカコレ」に名称変更するのはやめて欲しい派の人間です。

少なからずショックを受けたので、このフォームに意見を送りました。

secure.nicovideo.jp

でも、フォーム内の文字制限内に入り切れなかったのでこの記事に、書ききれなかった思いを書きます。

 

運営さんへ

Nicoboxの名称のままでいて欲しいです
Nicoという字を取り払ってボカコレという字に変えるということは、運営の中で意図的にしろ無意識にしろ、ニコニコとボカロではボカロが上という格付けを自らするということです。
それは、今後ニコニコが"愛着のあるユーザーによるCGMサイト"として復権する可能性がさらに小さくなってしまいます。
それほどまでにニコニコはピンチなのですか。
運営のニコニコ動画に対する愛着やアイデンティティが感じられません。
ニコニコはボカロだけではないのにボカロしかないような誤認を引き起こさせますし、これでボカロが衰退傾向に入ってしまったときに、ニコニコは何を強みにするつもりでしょうか。
ボカコレに名称変更することでボカロ好きなライト層を引き込む狙いなのはいいですが、その後そのユーザーがニコニコ動画に定着する根拠と戦略はあるのでしょうか。
Nicoboxのユーザーが聞いてるのは8割がボカロということですが、もともとボカロ優位になるように運営がボカコレイベントを継続的に打ったり、(楽曲有利になるような機能変更をNicoboxに施したりと、)運営がボカロ有利になるような誘導をし続けた結果だと思います。
この8割という数字は、ユーザーによる健全な各ジャンル活動によるものではなく、運営の恣意的な誘導による不健全な姿だと感じます。
本当のニコニコの良さはボカロだけでなく、多種多様なジャンルやコメントやタグ検索からなるものです。
今回の名称変更は、運営はニコニコというユーザーが自由に創作活動できるプラットフォームよりも、ボカロというコンテンツのほうに興味がある組織だと認識せざるを得ません

現在はニコニコ動画内のボカロやその他ジャンルの熱もくすぶっていると感じます。
今の雰囲気のニコ動のままボカロ好きな人達を引き込んで定着を逃すより、現在ニコ動のアプリを使っている人たちに対してNicoboxへの導線を強化することや、"Nicoboxはボカロだけでなくニコニコメドレーや歌ってみた、各種音源が利用できるサービスであること"をより強くアピールしたり、多様な宣伝方法自体を開拓強化したり、いろんな動画ジャンルがあることをアピールするためのユーザー最適化に注力すべきだと考えます。

ニコニコ動画は「ボカロ楽曲の一部が視聴できるサイト」ではなく「多様なジャンルがあり、ジャンル間の盛り上がりをタグ検索等によって横断的に楽しむことができ、多様で面白いコメントによって盛り上がりに共感・参加できるサイト」だと強く内外に認識を共有して、盛り上がりを醸成すべきです。
繰り返しになりますが、運営の内部で考えた末の方針だとしても、Nicoの字を外してボカコレという名前に変更するのはボカロが上でニコニコが下をいう格付けを済ますものです。
今後のニコニコの将来の可能性を狭めることは必至ですので、Nicoboxの名称を堅持してください。

 

(↑ここまでフォームに書いた原稿。長すぎたので一部整形したものを送信した。)

という感じ。

この名称変更が行われるということは、運営が「ニコニコ」「NicoNico」という名前にプライドを持ってないことの表れなので、将来的に「ニコニコ動画」自体が他社に売られて"に"の字もつかないサイト名になることだって十分考えられるということ。そこまで考えざるを得ない事象だということ。

 

と、くりしげゆたか氏は言っているので、運営自身ニコニコブランドに自信を持ってないことは明白なわけです。

そんな気持ちじゃあ、いつ「ニコニコ動画」の名前が変えられるかわからないし、たとえ名前が変わらなかったとしても中身が別物になってしまう可能性だって考えられます。

 

「とりあえずアプリ名前を変えてみて、待ってみて、その結果を見てみよう」という話ではなく、運営の"ニコニコ動画に対する思い入れがボカロより下である"という意識が原因として生んだ、結果としての名称変更、という話をしてるんです。

今まで微妙にメンタルと行動がズレてた、その結果発表が”名称変更”だということです。「まだ大丈夫~」とか「これから様子見よう~」という話ではありません。

 

私は「NicoBox」が「ボカコレ」に名称変更するのは嫌です。

からしげたか
くりしげゆたか
何度でも何度でも
語りかけます。