その昔、ニコニコ動画では嫌儲の人たちが幅を利かせていた。
嫌儲（けんちょ）とは・・・
ニコニコ動画内でカネ稼ぎをするなんてけしからん！
という思想、またはそう思っている人たちのこと。
ニコ生民にとって馴染みがあるのは横山緑だと思うけど、
嫌儲思想はニコニコ動画ができた当初からそれなりに支持されてきた。
しかし近頃は嫌儲民は年々数を減らしており、
絶滅危惧種認定まで心配される始末だ。
年々減少する彼らを絶滅から保護するために、
ここらで少し彼らの言い分を予想してみよう。
Q.なぜ嫌儲な人がいるのか？
A.「金が絡むとコンテンツが劣化するから」と固く信じているから。
具体例をあげてみよう。
現状、
・MAD作成は金にならない
・MADは作るのが手間
・ボカロ作成は金になる
・歌ってみた動画は作るのが簡単
つまり、MADよりボカロや歌ってみたのほうが簡単で金になるため、
製作者はMAD製作からボカロへ移っていき、
結果的にMADをはじめとした
「作成しても労力のわりに報酬が得られない」ジャンルが衰退する要因になっている。
報酬≒金という意識が動画投稿者に深く根付けば、
ゲームも技術部もアレ等…廃れる文化がどんどん出てくるんじゃないだろうか
という危惧もあるだろう。
ま、事実としては動画は見捨てられ、
ボカロと生放送、SNSモドキがニコニコの顔になってますわな。
もっと真剣にMADコンテンツ壊滅の回避策、復興策を実践しないと、
なんかニコニコつまんなくなるって予感は、自分でも感じてます。
嫌儲民は少なくなっても、嫌儲の思想を再確認することで、
ニコニコはこうやったらおもしろくなるよね、って希望が見えたらいいと思います。
