beefkosogod’s blog

ニコニコ動画について思っていることを書きます

MAD民が歌ってみた界隈をdisれるのは今だけ

こんにちは、みなさん桜は好きですか?
私は今年の春はがっつり!!
日本の桜名所めぐりをしてました。ジョウケンです。

今シーズンの日本桜の名所100選だけでも
和歌山の
紀三井寺
七川ダム、
根来寺
滋賀の
豊公園
海津大崎
大阪の
大阪城西の丸公園、
京都の
醍醐寺
奈良の
奈良公園
郡山城
と、9箇所廻ってきました。
オススメは奈良の郡山城跡!!
城と金魚と桜の組み合わせがすばらしい!!
じゃけん関西民は来春桜みましょうね~

まあ、んなことより記事の本題なんですが
今日のランキングに
MAD ガールズ&パンツァー -進撃の戦車-

これと
【MAD】 進撃のアンコウ

これがありました。

これら2動画のように
同じ素材、同じBGM、同じネタの動画がごくたまーに投稿されることがあります。
「うp主同士は結婚するべき」みたいなタグがたまにつけられてます。

上2つと同じようなパターンで


こんなのもありました。

これら2パターンは最初から完成度が高く、
双方の動画はあまり荒れてません。
一般に受け入れられているのかはさておき、視聴者の輪の中で受け入れられています。

ところで話は変わりますが、

予想スレのどっかのレスでみたんですが、
昔のクラブシーンでのパフォーマンスする人たちが見せる新作は、他の作品との
素材が被るのもNG
BGMが被るのもNG
コンセプトがかぶるのもNG

そのうちremixブームが来て
素材が被るのはOK
BGMが被るのはNG
コンセプトがかぶるのはNG
となり、

場所は変わり、
ニコニコ動画のMADブームのなかで
素材かぶりOK、BGM被りNG、コンセプト被りOKや
素材かぶりNG、BGM被りOK、コンセプト被りOKみたいな動画が増えてきました。
だんだん音楽や映像を構成する要素が被っても容認する風潮になってきてるんですね。

そんで今回(ガルパンMADの被りやコマンドー被り)みたいにたまーに
素材、BGM、コンセプトも全部同じで、
変化があるのは映像の選択、演出(エフェクト)、微妙なネタ選択の違いくらい、
というのがあります。

現代のこの流れを、
数十年前に自作映像を作り、発表していた人が見れば
「こんなの創作じゃねぇ!!けしからん!!」と思うかも知れません。

まあ、そんな
「他人のふんどし生暖かいまま履きすぎて気持ち悪い」
みたいな批判に晒される格好な標的が、
(=パクリが受け入れられるボーダーが変化していくさまを一番わかりやすく実感できるのが)
歌ってみた、踊ってみたですね。

MADの世界にいるひと、「創作」というものについて思い入れがある人にとっては
歌ってみたは
「同じ映像、同じ歌詞、ほとんど同じ歌い方で創作性が感じられない!!
2次創作未満だ!!」
とdisるべき対象になります。

私はその気持ちわかります。

でも歌ってみた信者にとっては、
「いやいや、曲が同じで動画も同じでネタも同じでも、歌い手が違うじゃん!!」
という感じできちんと作品として主張されます。

創作性のあるなしが正しい作品の評価指標であるなら、
完全な自主制作動画がもっとも賞賛を得るべきジャンルということになります。
しかし現実は自主制作動画はあまり目を向けられることなく、
人によっては「どこがオリジナルかわかんねぇ」歌ってみた動画がもてはやされます。
(結局人気があるかどうか)

その渦中においては、
MAD民たちが歌ってみた動画を「創作性がない」とdisっても
古の人たちから見れば
「等しく創作性がない」
「どちらも他人のふんどしを履いてる、五十歩百歩」
と一蹴されることになります。

MAD民は「創作性」という評価指標においては、
歌ってみたをずっとdisり続けることはできません。
言い方を変えれば
MAD民が歌ってみた界隈をdisることができるのは今だけ
ということになります。

今後はガルパンMADやコマンドーMADに見られるように、
ネタ被り、演出被りのMAD動画がだんだんと多くなってくるかもしれません。

その流れを
是か非かを論じようとし始めたときには、
”すでに「1要素以外ダブっている動画」群が氾濫している”、
そういう状態になっていくかなぁ、と思っています。
(その流れを止めようとすると、おそらく界隈全体に創作の停滞が起こる)

そして「ほとんどダブっている動画群」が氾濫したとき、
いかにして1次創作や価値ある2次創作を
動画群の中に埋もれないようにフォローしていくかが
今後大事になっていくと思います(すでにこの問題が現在進行形だと思いますが・・・)。

おわり